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あらすじ:図書館で働く内気な性格の福原珠恵は、雨の日に図書館を訪れる森川風太に密かに想いを寄せていた。
だがワケアリの森川への想いは実を結ぶことのないまま、珠恵は父が強引に推し進めた見合いの相手から“検品”と称し、レイプまがいの辱めを受ける。
深く傷ついた珠恵の前に現れたのは、もう諦めたはずの人――森川だった! 



■きみね先生による待望の新作エピソードもコミカライズ!

――『雨の日と月曜日』の再連載おめでとうございます!

コマkoma先生:ありがとうございます。連載が終わったら1ヶ月くらいぼんやりしようかな〜と思っていたところに、担当編集さんから「外伝で再連載やりませんか?」とご提案されてびっくりしました。完全に寝耳に水でしたが、原作者のきみねさんと「まじかー! 連載で描ききれなかったあのエピソードも入れられる、これも入れられるぞ!」って電話で盛り上がりました。

――まだまだ語られてない、珠恵と風太の物語があるということですね!

コマkoma先生:そうですね、本編に入れられなかった原作エピソードが色々あるんです。特にイチオシが、LINEマンガで『雨の日と月曜日』の最終回を迎える頃にきみねさんが描き下ろした珠恵と風太の後日譚があるんですけど、これがね……すっごくいいお話なんですよ!!! 

珠恵と風太がもうすっごい幸せそうで。LINEマンガの連載ではずーっとつらい展開が続いてたので、幸せなふたりをマンガにできたらいいな〜とは前から思っていたんです。

――原作小説である『雨の日と月曜日』自体は数年前に完結していたんですよね。最近、きみねさんが物語の続きを新たに執筆されたということでしょうか?

コマkoma先生:そうなんです。なんと……数年ぶりに、珠恵と風太の関係が新たに動く最新話を更新してくださって。

――数年ぶり!? 原作ファンであるコマkomaさんにとっては、最高のサプライズですね!

コマkoma:泣いちゃったもん。読んだとき。もー、もー、もー嬉しくて! ほんと嬉しくて!!! 構想自体は元々あったそうなんですが、いつ書き下ろすかのタイミングは明確に決まっていなかったみたいなんです。

でも、今回外伝の構成をどうするかという相談をさせていただいた時に、あたためていたエピソードを使ってはどうかときみねさんからご提案いただきまして……小説を読ませていただいたらそれはもう素晴らしく……! 再連載のおかげでこの新作エピソードをコミカライズさせて頂けるので、ものすごく感謝しています!(笑)

■外伝はとにかくイチャイチャ!?

――数年ぶりに更新された新作エピソードも含めて、『雨の日と月曜日』外伝として再連載が始まるわけですが、外伝はどのようなお話になるのでしょうか?

コマkoma先生:本編ではシリアスで辛い展開で読者の興味を引きつけて、中盤からジェットコースターのように盛り上げて一気に完結させるというスピード感を優先させたので、入れ込むのを断念した原作の素敵なシーンがたくさんあって……。その結果、珠恵と風太のイチャイチャするシーンが入れられなかったんですね。泣く泣くカットした要素だったので、これから連載する外伝ではとにかくイチャイチャしてます!! もう、もう、もう、あほかーっていうくらい(笑)。担当編集さんと一緒に構成を考えたときに、「こんなにイチャイチャして大丈夫か?」ってふたりで危惧したくらいです。

――確かに本編では、毒親から解放されるための戦いだったり、門倉の常軌を逸したモラハラ攻撃だったりを珠恵が乗り越える部分がフォーカスされてましたからね。外伝でやっと幸せを満喫できるわけですね!

コマkoma先生:そうです!! 自分では「風太さんの作業着姿かっこいい!」と思ってほしくて頑張って描いても、珠恵パパが出てきたらパパの外道っぷりに読者の感情が持っていかれるみたいな……(笑)。

――そして、珠恵パパ以上に門倉さんもインパクトがありますしね。


雨月_使用キャプチャ

©︎Koma・Kimine/LINE Digital Frontier

※ep01

コマkoma先生:そうなんです。珠恵パパと門倉さんが大暴れする分、珠恵と風太の恋愛的にイチャイチャしてるシーンが描けずで、ちょっと消化不良だったんです。

――本編でやり残したことを外伝で大爆発させているということですね! 特に注目してほしいポイントはありますか?

コマkoma先生:見どころは風太さんのデレですね。あんなにスカした男が、こんなにデレるのかっていうくらい、めちゃくちゃデレます。

――あの硬派の塊のような風太さんが……!? すごく楽しみです!

コマkoma先生:そうです。「あの」って言っていただけるのが嬉しいですね。今は28話頑張った甲斐があったなって思いながら執筆してます。

 

■「これが最後」と思ってはじめたwebtoon連載

――外伝ではイチャイチャが解禁されたわけですが、そのほかに挑戦したことはありますか? 

コマkoma先生:私はどちらかというとコメディを描くのが好きなので、どうやって、このシリアスな物語に温かい笑いを融合させられるかなって考えながら挑戦しています。読者を笑わせるっていうのを外伝でやってみたいですね。

――失礼かもですが、シリアスな作風の方が得意なのかと思ってました。

コマkoma先生:私はずーっと4コママンガやコメディ作品を作っていたんですが、ある日突然シリアスをやってみたんです。同人誌で。そしたらワーっと盛り上げて、ドンッと落とすようなカタルシスを作ることに楽しみを覚えていって。読者の感情の振り幅を作るってこんなに楽しい作業なんだなって実感したんです。

――またしてもめちゃくちゃいい話だ……!! 手をつけたことがないジャンルに対して、苦手意識を感じてしまう作家さんは少なくないと思うんです。挑戦してみることは本当に大事ですね。実際、コマkomaさんの可能性が広がって、連載は人気が出たわけですし。

コマkoma先生:webtoonも初めてだし、ここまでシリアスなトーリーを作るのも初めてだったので、本当に全てが挑戦でしたね。きっと、20代だったら連載受けてない。たぶん47歳だから受けたと思うんですよ。もうこれで最後だ! みたいな。

――最後だから「なんでもやったれ!!」という気持ちだったのですか?

コマkoma先生:そうそう! 失敗が怖くなくなったんですよね。失敗しても、「あれに比べれば平気じゃん」っていう比較ができるようになったので、20代ほど怖くないっていうか。「やればできるんじゃないか?」って思って、やったら意外とできちゃったっていう感じですね。

――これで最後、のつもりが結果として「外伝」の再連載につながるほどの人気作になったわけで。LINEマンガ編集部としても、まだまだこれから!! って絶対思ってますよ!

コマkoma先生:でもねぇ……徹夜はできないわぁ……徹夜はすっごい無理だわぁ。

――いやでもwebtoonは各工程を分業にすることで、自分の体力にあった働き方に調整するって方法もありますから。なんとかなりますよ(笑)。

コマkoma先生:そうですね。着色とか背景とか、今回初めて人にお任せしたんです。これまで自分がやっていたクリエイティブを、別の方に渡していくのも面白かった体験のひとつですね。本当にアシスタントさんがいなかったら連載できなかったし、自分の中の限界も見えたんですよね。

3話くらい作って、これはもうひとりでは無理だなと。なので担当編集さんと相談して、アシスタントさんにお願いすることにしました。でも、20代だったら素直にお願いできなかったかもしれないですね。自分の限界を認めたくなくて。丸くなりました。

アシスタントさんはすっごくうまく描いてくれたりして驚きもあるし……すごい発見の連続で、振り返れば楽しいことばかりでしたね。



次回、webtoonに初挑戦した苦労についてお伺いします!


『雨の日と月曜日』
きみね氏による伝説の同名web小説が、
SNSでバズりまくりの作家コマkoma氏によりコミカライズ。
20228月よりLINEマンガにて連載開始〜翌年1月に完結した。
続編を求める多くの声から202349(日)より外伝の短期連載が決定!
2023414()には待望の電子コミックス第1巻が発売予定。

▼LINEマンガ連載はこちら


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