
毎月開催!金賞は賞金30万円!インディーズ月例賞
2023年7月投稿分の審査結果を発表いたします。
(インディーズ月例賞 募集要項はこちら)
![]() 【BL】当て馬の相手役になっちゃった話 おとと |
タコがいい味出してますね。舞台設定をコミカルに分かりやすく見せてくれるので、作品の理解がしやすくて助かります。 ストーリー展開としてやや駆け足なのは気になりました。設定を読者に見せている感があるので、もう少し出来事の前後関係や読者への説得力を意識できるとよいかもしれません。 コメディ回がいくつかあると思うのですが日常、シリアス、コメディ(タコ)と、ストーリー上のメリハリを意識していけば、より味わい深い作品になっていくと思います。銀賞おめでとうございます!(シロ) |
![]() 愛に執着 立葵/タチアオイ | まず思ったのは、画力が高い、という事です。 線も綺麗で表情なども良いと思ったのですが、特に、「やばそうな顔」の何かを含んでいそうな雰囲気が凄く良いと思います。 逆に言うとその画力や表情で「何か不穏な事が起きそう」と感じさせるのも上手いのに、その後特に何も起きないまま終わってしまうのが非常にもったいないと思いました。起承転結の承までで終わってしまっているようなイメージ。 インディーズ投稿なので2話目が更にあるのかもしれませんが、もう少し見せて引きを作っても良かった気がします。 あとは、やや頭身が高め、顔が小さくなる傾向を感じましたが、それでも銅賞を受賞するくらいに良い絵だと思いました。(こば) |
![]() ゆるおやこ 中村たいやき |
娘の過剰な愛情がコミカルに描かれていて終始面白く拝読しました。 話単位でしっかりオチがありテンポ感も良かったです。母親はツッコミに徹するかと思ったら母親自身も似た感性の持ち主で、読者にツッコませる場面もあり面白かったです。 コメディ作品は単調になりやすいジャンルの1つでもあると思いますが、本作では登場人物がそれぞれ個性豊かに描かれているので追いたくなりました。個々のキャラが濃い分、今後の化学反応を期待したいです。 絵柄もかわいくデフォルメされているのでキスシーンがいやらしくなりすぎないことも読みやすさになっていると思います。(はまち) |
![]() 夏を追いかけて やえ |
最初拝見した時に絵がすごく可愛らしくて目を引きました。同時に、ストーリーの表現や男の子の心理描写が詩的で、少しとっつきにくい印象を受けました。 松本君のコンプレックスや好意の切っ掛けを描写してはいましたが、ざっとまとめると松本君が夏目さんに片想いしている、を伝えたいのだと思います。本来味わい深い表現とされる部分が回りくどいと受け取れてしまうので、作品全体の尺や、要点、ストーリーの動き(進行度、変化)を意識して構成していけると分かりやすく読みやすい作品になっていくと感じます。(シロ) |
![]() まるとばつ ドリブル |
絵としての表現は非常にシンプルですが、起きていること、それに伴う登場人物の感情の動きがとても自然なため、共感しやすく読みやすかったです。 物語の視点が早めに変わったりするので他キャラクターの恋愛観や人柄も読者は客観的に認識でき、恋愛だけでなくそれぞれの「青春」そのものを読んだ気持ちになれて楽しかったです。 文字量は結構ボリューミーに感じましたので、例えばwebtoonのように縦にセリフを散らすような形でも読みやすい作品になるのではないかとも感じました。(およこ) |
![]() めんどくさ男に匂います 茂木はな キャラ個性が出ていて、それに紐づきながら関係性の変化も描けていたので説得力がありました。個人的には恵南がまっすぐな性格で好感を持ちました。ただ成瀬への気持ちの根拠がやや薄く感じたのでもっとオーバーに描いても良いと思います。(はまち) |
美麗な絵にファンタジージャンルがすごくハマっていました。亜人が言葉を理解できるが発せないと言う設定も作中で生きていて良いですね。ただ構図が人物中心で場面展開が把握できない部分もあったので背景にも注力いただくととても良いと思います。(はまち) |
セリフは横読みだけど画面は縦に動くので若干読みにくく感じると思ったんですが、人魚姫という浮世離れした世界観のセリフの表現と考えればありかもとも思いました。作者さんの中で明確に設定があるのだろうと感じられて、続きがあれば読みたいと感じる作品でした。(およこ) |
| ※受賞された皆様へ※ 作家情報にご登録いただいているメールアドレスに 8/15(火)までに賞品・賞金の受取方法についてご連絡いたします。 |
![]() インディーズ運営チームリーダー こば | 7月期はジャンル、作風ともにバラエティに富んでいて楽しく読ませてもらいました。 月例賞は当月に第1話目が投稿された新作であることが応募条件ですが、作品自体は継続投稿する事で読者の方も増えやすくなります。楽しみつつ、続話を是非ご投稿いただければと思います。必ずしも読み切りの形でなくとも発表できるのが、投稿プラットフォームの良いところです。 さて今回の受賞作品の中には、個人的に一般的な商業作品における「上手さ」とは少し異なるも、キャラが生き生きしており掛け合いが非常に上手いと思う作品がありました。通例、セリフが多め、会話が主で進むタイプの話は読ませるのが難しいのですが、こういうテンポを作れるのは凄いと思いますし、このような尖った良さをもって受賞を勝ち取れるのが「インディーズ月例賞」の特徴であり強みと考えています。 発表して、人に読んでもらえれば、色んな事が起こる可能性があります。 引き続き8月期へのご応募をお待ちしております。 |









