こんにちは!
LINEマンガの中の人こと、マルコです(*・ω・)ノ

毎週土曜 19:45〜放送中!
ラジオ番組「LINEマンガpresents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」はお聞きになっていますか?

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける”マンガマニア”の吉田尚記アナウンサーと、
球界きっての漫画好き・里崎智也さんに、LINEマンガオリジナル作品をご紹介いただいています
お二人の軽快なトークは必聴ですよ〜!

>「LINEマンガpresents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」はこちら!<


そんなラジオ番組「コミパラ!」に、なんと特別ゲストが登場!
なんと!LINEマンガで好評連載中『偽装不倫』東村アキコ先生がいらっしゃいました

東村アキコ先生ゲスト回は、前後編と2回に分けて行われました。
大好評だった放送内容を前後編合わせ、ブログで公開しちゃいます(*゚▽゚*)

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 >>>無料連載中『偽装不倫』を読む<<<

 


今回は、番組初のスペシャルゲストとして『偽装不倫』の作者・東村アキコ先生が登場した。これまで数々の名作を世に送り出してきた東村先生。その人気は海の向こうにまで届いているようで――

 

吉田:今週、来週と2週に渡って、年の瀬に相応しい、番組初となるゲストの方が来て下さっているんですが、しかも超豪華でございます!ご紹介させて頂きましょう。漫画家の東村アキコ先生です!

東村:初!?初なの!?

里崎:初ですよ!

吉田:“LINEマンガpresents”としては。

東村:有難うございます!皆さん、お久しぶりです。東村アキコです。宜しくお願いします。

吉田:漫画界で言うなら、もう村上春樹ぐらいの人物が来たイメージですから。

東村:村上春樹作品を読んだことがないから、ちょっとよく分からないんだけど(笑)

里崎:あっはははは(笑)

吉田:あっはははは(笑)

東村:知ってますよ!? 知ってますけど!

吉田:影響力的には――。

東村:本当ですか?

吉田:だって、一応、100万部を達成している作品の数だけでもえらいことになっているんですけど、『ママはテンパリスト』から始まって、『海月姫』ちょっとビックリしたんですけど、月9でドラマになって、映画になってますよね?

東村:うん、そう!

吉田:で、アニメにもなってますよね!?

東村:そうそうそう!

吉田:こんな作品、他に多分、ないんですよ!

東村:しかも今、謎にニューヨークで大流行りしてるっていう。

里崎:えっ~~!?

吉田:そうなんですか!?

東村:理由、不明(笑)

里崎:あっはははは(笑)

吉田:自分でも分からない――

東村:何か流行っているんですって。ニューヨーク市立図書館が選ぶ今年の何冊とかにまで選ばれてて。他にも良い漫画、いくらでもあるのに。まぁ、たまたまね。

吉田:凄いムーヴメント!だからもう(漫画界の)村上春樹ですよ!大体!

東村:そうなんですね。アタシ、ごめん!『ノルウェイの森』だけ読んだことあったわ(笑)

里崎:あっはははは(笑)

東村:すみません!村上先生、すみません!

 

  

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数々の大ヒット作を世に送り出してきた『偽装不倫』作者の東村アキコ先生

 

いくつもの連載を抱え、漫画作業で大忙しのイメージがある東村先生。同い年である里崎さんのテリトリーでもある“野球”には縁遠いかと思いきや――

 

吉田:東村先生は、もう本当に数多の――、泣けるストーリーもあれば、でもコメディテイストは常に失われずみたいな感じはあるんですけど。野球って何か関係あるんですか?

東村:アタシ、草野球めっちゃやってます!

里崎:えっ~~!?

吉田:全然、イメージにない(笑)

東村:アタシ、“東京タラレバーズ”っていう草野球チームをアシスタントの男の子たちと組んでいて。

里崎:どうなんですか? 強いんですか?

東村:ウチは弱いんですけど、アタシ、監督なんですよ。と代打!たまに気まぐれに入るんですけど。

里崎;一番良いポジションですね!

吉田:晩年の古田みたいな。

里崎:「代打、俺!」みたいなね。

 

このまま3人のフリートークでも十分に面白いのだが、本題の『偽装不倫』について吉田アナウンサーが切り込んだ。どういう内容なのか、そして、作品が生まれたきっかけとは――

 

吉田:ストーリーだけを説明すると主人公が婚活に疲れた女の人なんです。その人が韓国に旅行に行くんですけど、そのときにお姉ちゃんの結婚指輪をなんやかんやで持っていて、それを拾ってくれた韓国の超イケメンに渡して貰うときに「結婚してます!」っていう嘘を思わずついちゃう。だけど、何かマジで好きになっていくみたいなストーリーなんですよ。(タイトルが)“偽装不倫”って言葉になっているじゃないですか?

東村:はい!

吉田:不倫って普通、不倫していることを隠す人はいっぱいいますよね。逆ですよね、これ。

東村:あのね、アタシがバツ2なんですよ。バツ2になっちゃったんです!

吉田:明るく言い過ぎですよ!

里崎:ふふふ(笑)

東村:「帰ってまいりました」っていう!「恥ずかしながら帰ってまいりました。タラレバ娘の皆さん」と。「先生、おかえり」ってなもんで。でもね、既婚者のフリをした方が楽なことが多いの。2人で編集さんと打ち合わせをしているときも「ご主人の上着、預かります」とか言われたら、もういちいち否定したくないから、もう面倒臭いから既婚者のフリをするんです、しょっちゅう。何にせよ、病院でも何でも。だから、若い子も既婚者のフリをしたらどうなるのかなって思ってっていうのが発想の元。結婚してるんでしょ?っていうテイで話し掛けてくるんだもん。それを「アタシ、バツ2なんですよ」とか「独身なんですよ」って言うよりもそれに乗った方が良いかなっていうときがあるじゃないですか。

吉田:向こうの――、今回は、韓国のイケメン、ジョバンヒがそっち側なんですよね。勝手に奥さんだっていう風に。

東村:そうそうそう。

吉田:そこから、じゃあ、どうなるのっていう想像を繰り広げていくとドロドロに、どうやら今回はなるぞ、と。

東村:そうですね。昼ドラみたいなのがやりたかったから。昼メロみたいな。

吉田:いや、もう昼ドラですねぇ。

東村:最近ってないですね、昼ドラってあんまり。ドロドロした。

里崎:確かにないですね。

東村:アタシ、好きでいつも仕事をしながら昔観てたから、ああいうドロドロ系を。そういうのやりたいなって始めたんですよね。

吉田:多分、最近だと「不謹慎だ!」って怒られちゃうんじゃないですか。不倫とかどんでもないみたいな。

東村:うんうんうん。そうねぇ。

里崎:そういうのが面白いんですけどね。

東村:ね!

吉田:他人事だったらね(笑)

里崎:あっはははは(笑)

吉田:そこが他人事の良いとこですよね。


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主人子は、30歳、独身、彼氏なしの派遣社員・濱鐘子(はま・しょうこ)

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姉の結婚指輪を拾ってくれた韓国人イケメン・ジョバンヒに一目惚れ!?



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とっさについた嘘から
2人の関係は“偽装不倫”へ

 

『偽装不倫』では、魅力的な韓国の街並みや食事などが数多く登場する。しかも、全編カラーで描かれていることもあり、その魅力もより一層際立つようで――

 

吉田:先生は多分、韓国にいっぱい行っているんだろうなみたいな要素が凄い出てきてたりとか。

東村:韓国はオシャレなんですよね、街が。スイーツとかの紹介を漫画の中でいっぱいしているのを見て欲しいなと思ってます。女子に。

吉田:レインボーケーキとか。

東村:そう、レインボーケーキとか。今、原宿でも流行ってるじゃん、レインボーの。そういうのもカラーだから、この7色のケーキが――

里崎:あっ!確かに!

吉田:そうかぁ!

東村:カラーだから出来るというね!
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全編、美麗なフルカラーで描かれているところも魅力の1




『偽装不倫』は、東村先生初となる縦スクロール形式での連載となっている。初めての作業に戸惑いや心配はなかったのだろうか――

 

吉田:スタジオに先週に引き続き、漫画家の東村アキコ先生が来てくださいました!

東村:はい!また、来たよー!

吉田:(東村先生といえば)数多くのヒット作でお馴染みの訳ですが、色々と連載をしている中で、今回、LINEマンガで、つまりはWEB、そしてアプリで『偽装不倫』という漫画を連載されている訳ですよ。

東村:スマホで読んで頂いても縦スクロールで読めて、読みやすいから――

吉田:そこなんですよ!!

東村:もちろん、紙の方も宜しくお願いします(笑)

吉田:縦スクロールって、実は漫画ってめくったときにビックリする――

東村:めくってね、何かが起きる――。“めくり”から覚えるっていうのが、最初、新人のときに言われることですよね。めくって見せ場、めくって見せ場っていうのをずっと言われてきたと。それが関係ないと、この時代。

吉田:いや、ですよね(笑)

東村:あの日々は何だったんだっていう(笑)

吉田:だから、縦スクロールって、東村先生はどうやって漫画を描いているんだろうなと。

東村:もうねぇ、何とかなった!何とかなった!!

吉田:ちょっと待ってください!縦漫画界の手塚治虫みたいな人に弟子入りしてみたいなのはないんですか?

東村:全然!適当にアシスタントと試行錯誤しながらやってたら3週目くらいから何か慣れてきた!

吉田:早いっす!(笑)

里崎:でも、難しかったことなかったんですか、一つも。

東村:楽でした、縦の方が。

吉田:えっ!?

東村:やってみたら、楽。だって、“めくり”考えなくて良いし、右ページ、左ページ、考えなくて良いし。本になったときに「あぁ、ここが右で左になんのか」と思ったけど、もうしょうがないでしょ、そんなことは。

吉田:だから、ちょっと本になったときに――、何かね海外漫画を読んだときの感覚に若干、近いんですよ。

東村:そうそうそう。そうでしょ? これは要するに開きとかめくりとか右・左が意識されない状態で描いているから、外国っぽくなるんですよね。

吉田:その代わり、縦読みで読んだときに、これは今度はスクロールに合わせてビックリがあるんですよ。

東村:そうそうそう。間を取ったりとかね。スクロールでね。

ここで吉田アナウンサーが『偽装不倫』の縦スクロール形式だからこその楽しみ方を紹介した――

吉田:(『偽装不倫』の濱鐘子は)不倫しているのを装っている。本当は奥さんじゃないのに奥さんのフリをしている――

東村:既婚者のフリをして、付き合っていて、『偽装不倫』という――

吉田:作品です!主人公が濱鐘子(はま・しょうこ)さんという人なんですけど、そこにイケメンの韓国人男子のジョバンヒが出てくる訳ですよ。ジョバンヒと連絡先を交換しないで別れちゃってるから、どこにいるか分からなくて、探す。(普通の)漫画だったら“めくり”ですよね、絶対。普通の漫画だったら、(ページをめくるたびに)「いない」「いない」「あ、いた!」みたいになるはずなんですけど、縦スクロールしていくと「い~た~!」って下からこう引っ張り上げるときに「いた~!」ってなる。

東村:やっぱり指のスピード、(ページを)めくる、観察してたけどね、電車とかで。みんな、いっしょやね、めくるスピード。それぞれ個体差がないね。

吉田:あ~~!!

東村:みんな、同じ間で見てるなっていう感覚はある。映画を観るように。

吉田:そういやそうかも!

東村:アタシ、凄い心配して、早くめくる人もおれば、ゆっくりめくる人もおるんじゃないかって思ったけど、一緒やわ、みんな。手首の可動域を満杯、一回ずつ使う。

吉田:どっちかというと里崎さんの解説に近い(笑)

里崎:あははは(笑)

吉田:あのバッターは手首、ちょっと返っちゃってますみたいな。


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一度は、離れてしまった鐘子とジョバンヒ。果たして、再会はどこで――?

 

 

実は、今回、縦スクロール形式で『偽装不倫』を連載するに辺り、“サトウさん”という人物がかなり重要な仕事をしているようで――

 

吉田:コマって言っているんですか? 絵って言っているんですか?

東村:コマって言ってて。縦にする編集係の人がいるのよ。サトウさんっていう人が。もうサトウさん次第、間は。

吉田:今もう、名字がシンプル過ぎて架空の人格じゃないのかなと(笑)

東村:ビックリしたでしょ?(笑)

吉田:東村先生は、縦スクロールの漫画だからといって、レシートみたいな紙に下書きをしている訳じゃないんですね。

東村:うん。ただ、レシートみたいな紙に描いている縦スクロール作家もいるし、何かそっちが主流っぽい、どうも。

吉田:あ、そうなんですか?

東村:縦長の原稿用紙っていうのがあるんよ、デジタルの中に。アタシ、この間、知ったけど。すげービックリして。

吉田:へぇ~!

東村:「こんなの、あるの!? どういう時代?」って思ったんですけど。

吉田:デジタル作画ならあり得るんだ!

東村:そうそうそう。あるのよ。縦に長~いのが。ビックリして。アタシは1ページずつ描いてますね。

吉田:へぇ~!

東村:しかも、右左、あんまり関係なく描いているから、前よりもちょっと楽かなという――

吉田:1枚原稿として描いて――

東村:そう。それをサトウさんがバラシて、縦に組み替えている。

吉田:自分でも読んだときに「へぇ~!」と思うみたいなありますか?

東村:「ここ、こんな間を取るんだ。センスあるな!」みたいなのはありますよ。

吉田:じゃあ、紙の単行本になっているのは、東村先生が1回一番初めに描いた段階のまま?

東村:そう。普通にただ、アタシは描いているだけ、漫画を。

吉田:へぇ~!

東村:しかも、普通に描いて、右・左、“めくり”を考えていないから作業としては退化してる(笑)若いときより。

吉田:その分のパワーを別の部分に振り分けられている感じですよね。

東村:そう、うん。楽です、だから(笑)

 

主人公・濱鐘子(はま・しょうこ)と韓国人のイケメン男子・ジョバンヒの恋を描いている『偽装不倫』。物語の舞台も東京や韓国を行ったり来たりしていることもあり、連載は韓国でも読むことが出来るそうで――

 

吉田:『偽装不倫』の話でいうと、日本人同士でやるとちょっと夢がないかもしれないところが、国を超えているので、若干――

東村:そうそう。韓国ってね、お隣とはいえやっぱり異国の人とのロマンみたいなのは入れたかったんですよね。

吉田:しかも、作品の舞台が東京も出てくるし韓国も出てくるんで、どうも韓国でも読めるようになっていて――

東村:韓国でも凄い有難いことに話題になって、取材とか新聞とか――。珍しいから、韓国でも連載するっていうことが。コメントとかファンレターみたいなのもいっぱい頂いていて凄い嬉しいです!

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訳あって、2度目の韓国旅行となる鐘子


 
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『偽装不倫』は第1巻が絶賛発売中、第2巻も2019年2月に発売予定です
LINEマンガにて無料連載中なので、是非チェックしてくださいね(⌒-⌒)


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